JR大阪駅直結「大阪ステーションホテル」2024年夏に開業

JR西日本傘下のジェイアール西日本ホテル開発(京都市)は、JR大阪駅西側に2024年夏に開業する高級ホテルの名称を「大阪ステーションホテル」に決めたと発表した。

ホテルは現在、JR西や日本郵便などが開発中の複合ビル「JPタワー大阪」に入る。

ホテル名の由来は、1874年(明治7年)に遡る。近代化に湧く19世紀後半の日本、全国で二番目の鉄道路線として大阪駅が誕生。その後、大阪の発展と共に移転と増改築を繰り返す中で本格的なホテルを併設する計画もあったが、第二次世界大戦の影響などから実現には至らなかった。

こうした歴史的な意義を踏まえ、150年の歳月を経て初代大阪駅の地に誕生したホテルは「お客さまをお迎えできる喜びと、紡がれてきた歴史や文化、その価値を未来へ継承しながら、ホテルのあるべき姿を追求し続けたい」という思いから、「大阪ステーションホテル」と命名された。

ロゴデザインは中央に空白がある輪の形状となっており、中央の空白部分は「窓、車窓」が、周囲は「線路」がモチーフとなっている。輪の形状は「繋がり、発展」を意味するという。

ホテルはJR大阪駅の西口改札および地下連絡通路(改札内)の「うめきた地下口」、サウスゲートビルディングと2階に整備される歩行者デッキに直結するほか、西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」(地下1階)とも直結する。ホテルの面積は約3万6500平米、客室数は418室。

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